オンラインで接客、ライブエンゲージが当たり前になる時代がまもなく来る
本日付の宣伝会議さんからのメーリングリストで知った、ビームスの事例。
父の日のプレゼント、迷ったらチャットで相談—ビームス、初のオンライン接客を導入
http://www.advertimes.com/20150527/article193113/
父の日限定で、サイト上にチャット機能を設置するとのこと。
記事中にもあるが、実は2013年のクリスマスシーズンにも実施していたらしく、その時も2000件近くの相談があったとのこと。
1年近くの時間が経過して、今度はどうなるのだろうか。
おそらくそういった検証も兼ねての導入ではないか、と推測する。
そして、費用対効果が見込めたタイミングで、本格的にレギュラーサービスとして稼働。おそらくそんなところではないだろうか。
最近、仕事で海外のBtoB系サービスのサイトを調査するケースが多いが、そこではもはやチャット機能が当たり前、とっても過言でないくらい導入されている。
以下はイギリスの記事中にあったインフォグラフィックへのURLだが、なんと90%のユーザがビジネスに有効、という回答を出しているらしい(どういった層をターゲットとした質問かはわかりかねるが、、)
もちろん、BtoB系でも、契約あたりのLTVが低かったりする商材と見受けられるものでは導入されていないが、USのサイトを調査している際に、オンラインマーケティング系ツールでもかなり多い印象を受けた。
よく出てきたのはこの会社のサービス
Olark
https://www.olark.com
上記サイトでも実際にチャットが設置されているので、試しに見てみるのもいいかも。
そして、日本でも導入は進んでいて、上記ビームスの事例を掲載していた宣伝会議さんの法人向けサービスサイトでは導入されていて、体験することができる。
どうやらトップには設置せず、下層の具体的な商材を扱うようなページのみ、表示しているようだ。
http://www.sendenkaigi.com/class/free_class.php
こちらは日本のChamoという会社のサービスを利用しているようで、先にURLを上げたOlarkのサービスにインタフェースも近い。
また、一方で「ライブエンゲージ」というキーワードでオンライン接客というサービス概念を浸透していこう、という動きもあるようで、アメリカではLive Personという会社が主導でやっており、日本でも幾つかの広告代理店が取り扱いを開始しているようだ。
自分もLPOが黎明期の時に、チャットをつけてみる、的なアイデアを考えていたことがあったが、当時のユーザのリテラシを考慮すると、非常に現実的ではなく、実施はしなかった。
しかし、今なら、もちろん商材によるが、そういった方法もありだと思う。
ネットの業界ではこういうことが繰り返される。
だから、今後もきっと面白いのではないか。
そう思う。