Facebookがオンライン広告の概念を変える!?

ちょっと言い過ぎくらいのタイトルかもしれませんが、それくらいのインパクトがある記事がTechCrunchにポストされていたので少し考えてみたいと思います。


Facebookマーケティング・カンファレンスの重要ポイントまとめ

タイトルからはまとめでしょ?的な印象を受けると思いますが、結構すごい内容となっています。ここでは少し抜粋しつつ、考えて行きたく思います。

まず、要約となってしまいますが、今回のマーケティングカンファレンスで発表された注目の機能は以下の4つのようです。

■リーチ・ジェネレーター
■ブランドページ用タイムライン
■新広告ユニット
■リアルタイム・インサイト

で、先の記事でも一番の重要事項として語っている、「リーチ・ジェネレーター」、この概念はこれまでのオンライン広告の概念とは少し異なるものとなっています。

ワンクリック当たり、あるいは表示1000回当たりで広告費を払う代わりに、リーチ・ジェネレーターでは、広告主が自社のFacebookページのファン数に基づいた固定料金を払う。するとFacebookは、そのページの記事を月当たりファンの75%、週当たり約50%のファンの広告サイドバー、ニュースフィード、およびログアウトページに表示する。ページの記事は通常ファンの16%にしか到達しないため、これは料金を払って配信先を増やす簡単な方法になる。


Facebookのような会員サービスだからできる、リーチ保証型広告商品、といったところでしょうか。リーチを操作できるってことはおそらく接触回数も操作可能だから、広告内容を変えつつ接触回数を上げるようなプランもきっと出てくるのだろうと思う。

まぁ広告の内容については先日の同じくTechCrunchにあったように、広告のコンテンツ化を目指す、と言っているからユーザにとって有用な情報以外は排除する方向になるのだろうし(どういうふうに排除するかはさておき)、昨日このブログでも記事にした、新しい4P(People、Purpose、Participation、Populism)という概念に基づいているのかなぁと感じた次第です。


広告のコンテンツ化―Facebookの新広告戦略はハッカー文化とビジネスの融合を目指す

「4P」の新しい概念


ただ、リーチ率75%ってとんでもない数字だと思うんだけど、それを商品として提供できるってことは、今後もしばらくはアクティブ率に自信があるんでしょうね。

果たして、日本でもこういったリーチ保証型の広告商品(敢えて枠とは言いません)が出てくるのか、その時の保証する数字はどれくらいになるのか、ちょっと注目して見てみたいですね。個人的には日本でもこういったモノが出てほしいし、それくらいアクティブ率に自信のあるサービスが出現するのを願いたい限りなのですが。。