Yahoo!JAPAN「サーチのなかみ」を試してみた

ブックマークだけしておいてバタバタしていて利用していなかった、「サーチの中身」をようやく利用しました。

「サーチのなかみ」でわかる検索ワードのウラオモテ
http://techblog.yahoo.co.jp/snaka/

ラボの試みとしておこなっているサービス。
以下、リンクの頁からの引用です。

■どんなサービス?
「サーチのなかみ」は、あるクエリに対して、都道府県別、男女別、年代別、職業別、時間別にどのくらい検索されているかを分解し、関心度をわかりやすくビジュアル化したサービスです。
一目でその温度差を理解できるのでそのワードに付随する人物像や背景、ユーザー欲求などを的確に読み解くことが可能となります。
「サーチのなかみ」には都道府県別の切り口から見る「地域別」のページと男女別、職業別、時間別の切り口から見る「性年代別」のページがあります。


まぁ当然と言えば当然、残念と言えば残念なのだけど、「GoogleTrends」のように自身で調べたいワードを入力する方式ではなく、「オススメワード」として出てきたものに限定されているため、欲しているワードについて直球で調べられるわけではないですが。

それでも選択肢は多いので、じっくりと一度見てみるとおもしろい。少なくとも自分は20ワードくらい見て、それに飽き足らず思わず出力しちゃいました。

地域性について極端に偏ったキーワードは、一部のイベントなどでしか見られなかったものの(例えば、「フジロック」が開催地の苗場を有する新潟で1位など)、時間帯別の傾向については一部おもしろいデータがあったのでご紹介。

そのワードは「原油価格」

他の時間帯の傾向を見てもらうとわかりますが、多くのワードでピークは夜の19時〜23時にかけてなのですが。
このワードだけは顕著に異なり、朝の8時がピークタイム!

単純計算で30〜50代の男性の方の検索が70%近くということもあり、おそらくは商品取引関係の従事者、およびトレーダーがニュースを調べるべくその時間帯にワードを入力しているのかなぁ、と。
ただ、それであれば取引時間中(どうやら原油は朝の9時〜14時30分まで)も同様の検索ボリュームがあってもよいのですが。。

そこがいささか引っかかるところですが。

まぁ、それはさておき。
このツールを利用して各ワードの「なかみ」を見ることで、各ワードを検索するユーザーの動向が見え、近似のワードなどでの仮説を立てる際などに利用できそうなサービス。

それぞれのワードの検索ユーザーを想定し、そうした層がどのようにそのワードにアプローチをかけているのか。

確固として出来るわけではないけど、そうした使い方もできてしまうサービス。
おそらく、定点観測できるようにはならないかもだけど。
数値化は難しくも、自身の頭の中でそれぞれ近似のワードに「係数」を組み込むことでざっくりとしながらも参考になりそう。

先日ご紹介したGoogleAdPlannerを始め、プラットフォーム側の企業がこうしたサービスを出していただけるのは、なかなか情報が引っ張り出せない場所にいるひとには大変温かいw

今後ともこうしたサービスがもっとオープンになるといいなぁ。