ノウハウなしの個人ラーメン屋はチェーン展開店舗に勝てないかも
本日、神保町界隈の御茶ノ水寄りのとあるラーメン屋にて昼ごはんを食べました。
きっかけは店舗前の看板に張り出されてた、「トマトチーズつけ麺」。以前、都内でチェーン展開する「太陽のトマト麺」でトマトラーメンの旨さを知り、もう一度食べたいなぁと思っていたところに「トマトチーズ」の文言だったので、まるで運命かのごとく、店舗に吸い込まれていきました。
吸い込まれていったとは言えど、一応一瞬でいろいろと考察をしたのです。暖簾で店内が見えなかったので店主やお客さんの入り具合などは事前チェックできなかったものの、暖簾の雰囲気は明朝体フォントでの「つけそば」の文言も入り、バリエーションは幾つかあれど、ラーメン類のみの展開。自分の中での最低条件はとりあえずクリア♪
まぁ大丈夫だろうと思い、入店すると大きな声での「いらっしゃいませ！」の声、お客さんは全客席10のうち一つしか埋まっていなかったが、15時手前と言う時間を考えると、超人気店以外はそんなもの。何よりも店主の明るい接客態度もあり、「トマトチーズつけ麺」と連れが注文した「牛すじやさいつけそば」の登場を心待ちにした。
自分たちの入店後、3名が追加で来店。カポー1組と単独客。10席中6席が埋まる15時手前とは言えないほどの賑わいぶりに店主のボルテージも上がる。その絶好調のタイミングでわれわれの注文が仕上がり、テーブルに運ばれてきた。
見た目は写真を参考にしてほしいのですが、トマトつけ麺にはレモンが入ってたり、刻み玉ねぎが入ってるなどのこだわりが感じさせられる。麺は決してつけ麺には使ってはならないだろう通常のおそらく小麦粉のみの縮れ麺で、そこは少しザンネンだったが、何よりもつけ汁が良い感じに見えたので自分の中でそこそこいい感じに盛り上がりました。
＜トマトチーズつけ麺＞
＜牛すじやさいつけそば＞
で、いい感じの盛り上がりの中、一口頂きました。
「！！！！」
「！！！！」
「！！？？」
「！？？？」
「？？？？」
「？？？？」
「？？？？？？？」
「？？？？？？？？？」
「？？？？？？？？？？？」
ハイ、ご想像の通り、絶句でイタかったのでしたぁｗ
連れのほうも相当厳しかったみたいで無言。。
食べる前までは軽快に口が開いていたのが、食べた直後にともに無言状態。
もう、そこからは頭をフル回転。元気な店主を目の前に悟られまいと、必死に何の話題をすべきかを考えます。
しかし、頭に浮かんでくるのはただひとつ、
「あぁ、このラーメンまぢイタい。どうしよう。。」
目の前の現実を振り払うがごとく、前夜の遊びのことについて連れに話をふり、たどたどしいリアクションを広げて必死にカバーしながら目の前の現実を口に放り込む。で、連れの分もサポートし、ともに完食へと辿り着きました。
奥を見ると同じくトマトつけ麺を頼んだカップルが無言状態。
心の中でご愁傷様とつぶやきながら、一足お先に足早に店を出たのでした。。
店を出てお口直しのコーヒーと一服を兼ねて、近くの公園へ移動しながら考えました。
だいぶブームが去ったと言えど、空前のラーメン出店が続きもはや飽和状態の中、インターネット全盛でさまざまな情報が入手でき、うまいと言われる店の模倣などはいくらでもできそうなのに。。
ナゼ、この時代にこんなイタいものを出しているのか！？
あれだけ元気が良いってことは全然やる気はあるわけで。潰しても良いかな、なんて心構えではやっていないはず。もしたとえ百歩譲ってネット使えなくても本屋行けばラーメン雑誌が数多く並んでるし、人気店の味見などお手軽にできちゃうでしょう！？
どこもかしこも最近、似たような味ばっかで、まずくはないけど旨くもないよね、どこも。。と思っていた自分には久々に驚き極まれりな体験となりました。
まぁ、でも独自の方向、スタンスで研究を重ねていると言うことだから、方向修正さえ上手くできればブレイクという可能性もあるかも。。（どうだろう。。ｗ）
ちなみに、この店の名は名誉のために明かせませんが、チャーシューの味と柔らかさは相当に絶品でした。
チャーシュー屋をやるというのも、
ひとつのブレイクスルーかもしれませんｗ
