リテンション時のインセインティブの好例

クラブミュージック好きのいまやほとんどが利用していると言っても過言ではないくらい、ここ日本でも普及が進んでいるBeatport
知らない方のために簡単に説明をすると、クラブミュージックに特化した音楽配信サイトで、世界中の最新の音源から古いものまで幅広く、一曲単位で手に入ることで人気を集めている。

Beatpoat.com(U.S.A)
http://www.beatport.com/

ワールドワイドな決済サービスPaypalをサポートしていたり、IP判別での言語対応などもあり、日本人でも利用しやすい勝手になっている。

で、僕も当然のごとく登録してよく利用しているわけですが、最近2ヶ月近く利用していなかったところ、先週あたりからオファーメールが積極的に入ってくるようになった。

その内容がタイトルに関係するわけだが、要するにこのメールをもらってから2日以内に楽曲を購入するなら25%OFF!というもの。だいたいまとめて1万円近く購入することが多い僕にとって25%OFFは実質2500円のOFFとなることで、非常に魅力的。その誘いに乗ってまんまと購入してしまった。

でも購入後もうまく誘いに乗ってしまったという気持ちに陥ることもなく、非常にすがすがしいもの。その理由を少し考えてみた。


ここ1年くらいでAmazon以外のECサービスを多用することになり、リテンションを狙ったメールが毎日のように飛んでくる。ヒドいところになると、ほぼ毎日何かしらの「セール」をうたって配信されるわけだけど、中を見てがっくし、なことも多い。
あるいはそんなに毎日魚かわねーよ!なんて内容だったりw

特にヒドいところがぶっちゃけ楽○市場からのメール。トラベルも併せて一日10通近く飛んでくることもあり、ほぼ何も見ずに削除することが少なくない。オファーっぽい件名の「ゴールド会員様限定」なんてのも中を見ると限定割引とかではなく盛り上がらないし、気づいたら同じように削除する対象になってたりw

ドコかの記事で読んだ事からのオマージュになるのだが、はっきり言ってこのご時世、何かしらの「特別感」か「強いインセンティブ」がない限り、メールからの誘導は難しいかと思う。(メール配信開始時や相手がEC素人の場合は別として)先のように一日数十件も来るだけで相当うんざりなのに、期待をさせながらそれに応えていない内容だと不信感につながる。

配信側にとっては身を切るようなセールを実施してメールを配信してもこれじゃもったいないですよね。

いろいろなメール配信ASPでレコメンドメールなどがでてきているが、そもそもどのように配信をするべきなのか、情報提供なども含めて今一度考えていく必要性があるのではないかと感じました。こんなこと続けていると右肩上がりの成長が止まってしまうんじゃないでしょうか、楽○市場さんw