読者モデルを起用するとか

先週の孫さんと佐々木さんの対談をまとめたものをエントリーしようなどと思いながらぐだぐだ下書きと格闘すること数日。気づけば日も経過してしまいましたが、とりあえず、ライトな話題で目を惹くところがあったのでまずはこちらからアップします。というか、先のエントリーは時期的にも遅いかな、、なんて思っていたりもしますが。。



等身大「読モ」TV席巻 天然トーク、格安ギャラ重宝 若者への発信力に期待(By MSN産経)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100516/tnr1005160832006-n1.htm


ここ最近、ブログなどのメディアを中心に急速に存在感を高めてきているなーなんて感じていたらついにはテレビにも進出されていらっしゃったのですね。自分はほとんどテレビを見ないので、その動向には驚きを隠せませんでした。



読者モデル、略して「読モ」


ここ最近、急速に存在感を増すこの「読モ」に憧れる若い女性も多いらしく、各雑誌媒体などでは募集のたびに応募者多数だとか。手軽にステージに上がれちゃうそのライトな感覚が人気の秘密なのかなぁなんて分析していますが。。


で、先日とある機会で「読モ」様の方々がステージにあがってらっしゃるファッションショーのビデオを拝見させて頂いたのですが。。


はっきり言います。


言える資格なんてないと自覚していますが、
敢えて言わせてください!!!


「キャットウォーク上での歩き方がヨチヨチ歩きでヒドい!」


「同じく歩いている途中の仕草に照れが入ってるようでキモい!」


「そもそもの体型が努力していない姿丸出しでイタい!」



同じステージ上にいわゆる「本職のモデルさん」も出ていたので、
その差が顕著すぎて見ていてイタすぎw


ファッションショーでのモデルと言うのは、ちょっと顔がいいとか、体系がいいとか、そういうのだけでなく、その仕草や歩き方まで含めてレッスンを重ね、身にまとう衣装をより魅力的に見せることがそこにおいて求められることであって、ちょっとチヤホヤされたからできるもんではないと思います。それをあたかも勝ち誇ったような感じで同じステージに上がられてしまっている本職のモデルさんにとっては失礼甚だしいと僕は感じました。
(もちろん、謙虚な姿勢でステージに上がられた「読モ」の方も多々いるかと思いますが)


なんか、予算の関係もあってか最近こういった素人登用がマスメディアやイベントなどで目に付くようになってきましたが(テレビでのバラエティなんかも同じ類のような気がします)、こういった傾向が続くと日本のカルチャーがどんんどん瓦解していってしまうような気がします。

料理で例えて言うと、素材自体は美味しくないものに調味料やら料理法で味をごまかし、豪華なお皿に盛って見栄えでごまかし、といった感じでしょうか。ここで例えて出した「調味料」やら「料理法」というのはテレビで言えば、裏方の人たちで、そういった人たちの技術力だったり努力はハンパないものがあって尊敬に値するものであると思うのですが。。


でも、そんな「ごまかし」で通じる時代はいつまでも続くものでないと思います。それは既にJ-Popの動向に現れてきているように僕は感じますし、今後、その傾向はより広く伝播していくのではないでしょうか。そして、そうあることを信じたいです。


なんか最近感じてしまうのが。「情報の氾濫」がもたらした一番の罪は「感覚の麻痺」、あるいは「感覚を情報として処理化」というところにあるような気もします。それではもはや氾濫する情報から逃げられないこの時代において、そうした傾向を防止するためには何が有効なのか。教育方法を含めて改めて論議すべき時代に入っているように感じます。


「読モ」、確かにかわいいんだけどさw