Pinterestの成長に思う

4日周期ぐらいで投稿していこうと思いながら間が空いてしまいました。

今年の目標のひとつに、「継続的にブログを書くこと」を掲げているので
なんとかやっていこうとは思いつつ。。


で、アメリカで話題になっているサービス「Pinterest」の話

「Pinterestって素敵よね!」―Facebookからの訪問者1日200万人のなんと97%が女性



僕はアカウントリクエスト送っておきながら、いざアカウント招待メール来たものの、Facebookのトップページ設定をTimelineにすることが必須、ということで少し尻込みして時間が流れておりますがw
先日あったFacebookからのTimelineがデフォルトになる、という発表もあったので、自分のような感じで利用するのを控えていた人も流入してきそうだし、今後きっと面白いことになるような気がします。(まぁボクのような人は僅かだとは思いますがw)

まさに右肩上がりなこのサービス、日本でも今後ぽこぽこと近しいサービスが出てくる(既に出てる分も含めて)と思うのだけど、このサービスの価値ってなんだろう、と考えてみた。



1)自分の「いいね!」な画像をストックできちゃう。

リンクを張ったTechWAVEの記事(以下)の文章中にもある通り、

ネット上には無数の楽しかったり美しかったりするものが存在するが、たいていはTwitterのフィードやFacebookのタイムラインが流れていくのと共に忘却の彼方に埋もれてしまう。Pinterestは「私はこれが好きだ。今日だけでなくずっと好きだ」と宣言するチャンスを与える。つまりこれもまた新たな自己表現を助けるツールなのだ。


この情報が氾濫する時代において、自分の嗜好を記憶して、その嗜好の判断材料となった画像まで保管、はたまたそれらに基づくレコメンドまで表示してくれちゃう(?)外部記憶媒体みたいなものであること。自分の嗜好を記憶する、という意味では各種サービスのブックマーク的なものもあるし、画像でも近しいサービスはいろいろとある。でもこのPintarestはそれをFacebookのフィードと組み合わせてサービスとした、そこに一番の付加価値があるのだと思う。


サービスを見るだけだと、目新しい技術を利用しているわけでもなく、「いや別にこんなの特段凄いわけじゃないじゃん」、てなサービスではあるんだけど、各ウェブサービスの強みや弱みを把握した上で最適な機能を実装してサービス構築することで高い付加価値につなげている、とでも言うのかな。


日本でもすぐ来るか、それとも2年くらい先かはわからないけど、こうした流れって来るような気がする。インターネットの世界が動き始めてまだ15年くらい、いわゆるインタラクティブなコミュニケーション手法として確立してからも10年経たないくらい。どんな産業でもそうだけど、そろそろ先行者利益だけで成功しているサービスが駆逐されていく時代へと移っていくのかな、と。


2)視覚から得る情報の威力ってすごい。
先日、自分の連れが商品を探す際に、画像検索を多用していることに気づいた。詳細な検索キーワードなどについては長くなるので割愛するが、例えば街中で見たバッグとかで気になるものあったらそれを画像検索で見つけ出す、という。そのスピードたるやあっという間。iPhone からなのにものの数分しない間に該当の商品を見つけ出していた。
その中で感じたのは「こういった検索ルートも今後来るよなw」と思ったこともあるが(これはまた別の機会に)、それ以上に画像って多くの情報を一瞬で判斷していくのに好都合なフォーマットだなぁと。
まぁこんなこと今さらながらだけど、その検索している姿に改めてそう思った。

情報がとにかく氾濫している時代だから、複数の入口を探すのはやむを得なくとも、その入口が自分の求めるものとマッチしているかどうかは瞬時に判断したい。そう考えるユーザにとって画像で検索していく、というのは非常に合理的な判斷材料なのかな、と。テキストベースの検索エンジンにすっかり慣れきっている僕ら30代前後の世代はウェブでサービス、となると何かとテキスト前提で考えがちになってしまうけど、利用している側からすると、入口でそんな細かいことされたら入る気もしなくなっちゃうのかなぁ、と。


ちょっとPinterestの話からは逸れてしまった感もあるけど、画像というフォーマットが今後ますます面白いことになるのかな、と思ったので本エントリーを書いた次第でした。