SoundCloudって地下鉄でかなりツカえますよ

ネットのギーク系ネタが好きな人にはお馴染みのウェブサービスSoundCloud。音楽好きの人が友だちならFacebookのウォールにプレーヤーが上がってたりするだろうから、知らなくても、もしかしたら目にしたことがある人も多いかもしれないですね。

SoundCloudについて僕が「スゲー!」と思ったことをひとつ挙げると、自分はスマホのアプリ上で再生することが多いのですが、これが結構ツカえます。


何が「ツカえる」かというと、「地下鉄でもあまり途切れない」こと。Youtubeとかだとまず地下鉄乗りながら楽しむってことは現実的ではないけど、SoundCloudなら全然いけてしまう。もちろん、圏外で立ち上げて、だと当然聞けないですが、例えば出勤する時とか駅で電車待ってる間に立ち上げてすぐに再生すると結構頑張れる。


おそらく、「電波ある時に一気にデータDLしつつ再生→圏外では再生のみ→電波入ったことを検知したらまたデータDL再開」の繰り返しなんだろうけど、この仕組みってスマホでの使用を考えるとよく考えられてますよね。PC前提だとこんな複雑な仕様でなくともいいんだろうけど、とにかくスマホで利用するユーザにとってはありがたい仕組み。


バイス:iPhone4
キャリア:ソフトバンク
接続環境:3G+たまに公衆WiFi
利用地下鉄:東京メトロ東西線

ソフトバンク利用のiPhone4ユーザそのままの環境で「痛勤電車」としても名高いくらい混雑する東西線内で上記のような結果。ソフトバンクの接続環境が向上しているってのももちろんありますが、素晴らしいですよね。

ちなみに、近しいサービスであるMixCloud(知ってます?)はどうなんだろ?と思い、先日試してみました。

が、結果は惨敗。地下に入る前は全く途切れずに聞けてたのですが、地下に入って数分後、途切れてそれっきり。途切れちゃった部分からの再生もできない、というフラストレーションが溜まる仕様だったため、その後2度ほど試してから断念。改めてSoundCloudの仕様の素晴らしさに感動した次第です。

同じ系統のアプリでもここまで差が出てしまう、ちっちゃな仕様の差が明暗を分ける、ということが身にしみてわかる機会になりました。

PCで利用する限りはおそらく気づかないだろうし、東京みたいに地下鉄が多い都市でなければあまり意識されないだろうけど。

SoundCloudについてはお金を落とすのはリスナーではなく、楽曲提供者側だけど、そもそも楽曲提供者のプロモーションツールとしての利用を想定しているわけだから、聞いてもらえないとプロモーションツールとしての価値も上がらない。そう考えるとここまでユーザにとって「聞きやすい」サービスであることって強いですよね。

そして一方のMixCloudはまだマネタイズの方向性を模索しているような雰囲気、というのもあってサービスがブラッシュアップサれていないのかもしれないですね。

楽曲(DJミックス)提供者側視点からすると、容量無制限だったり、タイムスタンプつけて楽曲情報と紐付けられるのは有難い限りなんですけどね。日本の著名人の利用状況を見てると「SoundCloudは利用している」けど「MixCloudなにそれ?」って人が多いようで、それはGoogleTrendの結果にも如実に出てます。


SoundCloudが右肩上がり、完勝状態ですねw
ちなみに全世界での状況もほぼ似たようなグラフとなってます。

ただ、この手のサービスがドンドン出てきて、楽曲(ミックス)もどんどんアップされていっているわけだけど、それと同時に、あまり楽曲やDJ名を知らない人には『何を聞いたらよいのか』がわからなくなる、という現象が進んでいるような気もします。というわけで、近いうちにこのブログでも自分が得意なハウス周りのDJミックスをまとめてみようかと思います。

ハウスを大好きな僕としては、こういったサービスがきっかけでハウスが好きになってくれる人が一人でも増えたらいいな、と思う次第です。