「プレビューラジオ」という言葉が出てきたらしい

またまた自分の情報キャッチアップ力のなさに気づいてしまうようだけど、先日久しぶりに見たTechwaveの記事にこんなものがあった。

iTunesから生まれた新しいラジオ「Music Beam」「僕のラジオ」、音楽発掘の喜び 再び


国内のサービスなのか国外のサービスなのかはわからないけど、「MusicBeam」と「僕のラジオ」というサービスがアプリとしてリリースされているらしい。ちょっとバタバタで仕様を全然把握できてはいないけど、こういったサービスは結構ユーザから待ち望まれていたんじゃないかと思う。だって、音楽も含めてこれだけ情報量が増え続ける中で、自分にとっていい曲を探す行為って実は年々難しくなっているから。(まぁオリ○ンはじめランキングが形骸化してしまった、というのもひとつの大きな要因だろうけど)


結局、音楽情報って言葉じゃ伝わらない、というか感じることができない部分もあるし、一部の音楽好きを除く、「そこそこ音楽好き」なユーザにとっては現在の状況って結構不満が多いように思ってます。音楽好きにとってはある意味最高の状況だとも思えるんだけどね。

そういった中でラジオというのはひとつの大切な「音楽をレコメンド」する機関になりうると僕は思っていて、だからこうしたサービスがアプリででも出てきたのには興味深いし可能性を感じています。


ただ、ビジネスの視点だとどうしても「どれだけシステマティックにできるか」が求められてしまいがちになり、結局ユーザの納得できるものを提供できずに失敗に終わり、「市場がなかった」という時期尚早な結論で終えてしまう、ということになりかねないのかな、と。要するに、僕はどれだけ手をかけてユーザがほしい物を提供できるのか、がポイントにあると思うので、重要な部分についてはやっぱりアナログに人間のリソースかけていくしかない、と思うんですよね。いくら精度が上がったと言えど、現状のレコメンドの仕組みだととるに足らないし。。


なので、早期でのマネタイズ想定でこのアプリが進んでいるならおそらくその成功は難しいのかな、と思ったりするのだけど、長期的なスパンで育てていく、という視点だったら興味深いし、そうあってほしいなぁ、というのが個人的な感想です。

そう考えるとやっぱり既存のウェブサービスで解決できていないところって全然多いし、そういったところにビジネスチャンスってごろごろ転がっているような気がします。ビッグビジネス?と言われればノーなんだろうけどw 今後、長期的なスパンで攻めていくウェブサービスが多々でてくることを望む次第です。