html5でフレームっぽい構造のウェブサイトレイアウトの復権!?

自分はHTML5に対して、半年くらい前から関連本を読んだりとか勉強会に参加するなどしてそれなりに意欲的に吸収してきましたが、いかんせん技術的な話は陳腐なことしか書くことができないのでネタにしあぐねてきましたが、今回はそのHTML5が徐々に浸透しつつある中でレイアウトにも変化の兆しを感じたのでちょっと取り上げて見ることにします。

僕の今の職種はウェブディレクター、ということでサイトの設計やら進捗管理やらが主なお仕事だったりしますが、そういった中で様々なウェブサイトを見ている中で少し気づいたことがありました。



ページのナビゲーション部分が固定されたレイアウトが増えてないか?

ということ。
もちろん、そうでないウェブサイトのほうが圧倒的に多いわけだけど、少しずつ増えてきているようなそんな肌感覚を感じています。

それは海外のテック系のウェブサイトとかで顕著で、例えば以下のウェブサイトとかご覧頂くとわかります。

Timeline

これは先日Ver.2がリリースされたTwitter Bootstrapを利用しており、Bootstrapの基本デザインがナビゲーション固定型のため、というのもあるわけですが。


Bootstrap Sample
→左のローカルナビゲーションは固定じゃないですが、上部のグローバルナビゲーションがブラウザ上部に固定されています。


もちろん、海外だけでなく、国内のサイトでも利用されていて、例えば有名どころだとこちら。

TOYOTA “AQUA SOCIAL FES”


Higher Frequency



フレームと言えば既にレガシーなものだし、そもそも推奨されていないわけだけど、
UIとしてはスクロールしても常にナビゲーションが上部に固定されていたりするのは
ユーザからするとページ遷移には非常に便利なわけで、回帰するのも不思議ではないですよね。昨今のこの流れはアプリからの考え方の移植のように思えるけど。

自分はマークアップエンジニアではないので詳細はわからないけど、文書構造的にも問題ないはず、なのでもっと普及していきそうな気がしますね。

今回、HTML5って言葉を珍しくタイトルに使ってみるのとともに、カテゴリとして追加してみました。

HTML5って言葉、考えてみると本来は概念としての言葉なわけで、それが技術的なニュアンスで使われたりとか、使う人によって拡大解釈されている傾向があります。言葉なんて拡大解釈されるのは常だし、自分もそうだけど、ここ最近、特にバズワード的に使われている傾向にあるためこのブログでは控えようかな、と思っていました。

しかし、ここ最近のHTML5関連の盛り上がり方などを考慮すると、ウェブのことについて書いているこのブログでもHTML5というキーワードは自ずと避けて通れないのかなぁ、なんて思って今回カテゴリを設置した次第でした。



【いいわけ】
転職やら何やらですっかりブログを放置していてひさしぶにアクセスしたら4月2日に書いていた下書きを発見したので一気に書き上げました。というわけで、BootstrapのVer2のリリースが「先日」とか若干時間軸のズレが発生しておりますがお許し下さい!